今日は急遽、訪問大学「おおきなき」の文化祭に行ってきました。元々は友人が参加予定だったのですが、その方が行けなくなってしまい、代わりに私たちが行ってきました。私はお誘いがあるまで、そもそも訪問大学「おおきなき」を知りませんでしたが、今回はとても勉強になりました。（おおきなきについては後程説明）

※訪問大学「おおきなき」とは、特別支援学校を卒業後、通所施設等の毎日の利用が困難な方の生涯学習の支援を行っている団体です。

今回は文化祭ということで、現在訪問大学を受けている方の作品発表や、常日頃のコミュニケーションの取り方などが紹介されました。こんなコミュニケーションの取り方があるなんて知らなかったので、びっくりでした！

 

指文字（掌に指でローマ字を表すことによりコミュニケーション取る方法）

 

視線入力（視線の動きでパソコンが動かせる）

※上の写真は、本当は視線の動きでドラムをたたいています。また他にも、舌の動きをセンサーで読み取り、音を鳴らしたりする事もありました。下の写真は、目の動きで絵を描いている所です。

 

発表以外にも興味深いのが展示でした。体が不自由な子でも遊べるように、様々なオモチャに繋げられるスイッチを色々と展示してありました。

 

あーちゃんが一番興味を示したのは、大きいスイッチを押すと光る＆ブルブルするもの。
タッパーを使って作ってあったので、私でも作れるかなと中身を見せてもらいました。

ふ、複雑です（；；）どう考えても無理ですね。ありがとうございました（＞＜）

と思いましたが、なんとHPを見ていたら作ってくれる、もしくは貸してくれるみたいです！
頼んでみようかなー（＾＾）なんて思っています。

教材・便利グッズ　http://home.v07.itscom.net/ookinaki/goods.html

※「おおきなき」とは、障がいのある子もない子も、一緒に遊んだり、活動を共にしたりできるスペースを提供している所です。肢体不自由の子でも、自分の力で遊んだり操作したりできる玩具や機器を用意してくれていて、それで遊んだりもできるようです。

おおきなき　訪問大学について　http://home.v07.itscom.net/ookinaki/college.html
おおきなき　おもちゃと絵本の部屋について　http://home.v07.itscom.net/ookinaki/room.html

 

そして今回、一番勉強になったのは、タッチセラピーでした！！

セラピストさんがいらっしゃっていて、私自身受けさせてもらいながら、色々と教えてくださいました。
この小冊子の中に、基本の触り方が乗っているのですが、ブログに乗せていいか微妙なので止めておきます（；；）

教えてもらったのは、オイルマッサージの方法なのですが、ためになった考え方をまとめておきます。

• 筋緊張が低い子は短いストロークで、末端から心臓に向かって触るのがいい
• 末端から心臓に向かって触る方法は覚醒を上げる（筋肉の張りを上げる）
• 心臓から末端へ向かって触る方法はリラックスさせる（筋肉の張りを下げる）
• 赤ちゃんは触られた所を自分の身体だと認識するので、指先まできちんと触るように

あーちゃんは、自分の身体のボディイメージが出来てない可能性があるので、体の隅々まで触って自分と認識してもらおうと思いました！
また起きてほしい（覚醒レベルを上げたい）時には、末端から心臓へ。眠ってほしい時は、心臓から末端へのマッサージを行おうと思います。

 

今回、発表者は重症心身障害児者でしたが、皆さんとても楽しそうでした。それぞれの方法で音楽やスポーツを楽しんでいました。保護者のコメントで、この活動に参加するようになってから、さらに出来ることが増えた子もいると書いてありました。18歳以上からの参加ですので、もうある程度大きい子です。でも、それでも成長しているのです。

人は障害があっても、可能性さえ諦めなければ、いつまでも成長していけるものなのだなと感じました。また、障害があっても、楽しめる事や表現できることが増えていくことは本当に素晴らしいと思います。

あーちゃんにも、まだまだ無限の可能性があるのだと思うし、いくつになってもあーちゃんが楽しく生きられるように寄り添おう、寄り添いたいと思わせてくれる、素敵なイベントでした（＊＾＾＊）

ちなみに最後に今日のあーちゃん↓