フェルデンクライス|遊びながら、新しい気づきを得られる療育法

2018年04月04日

フェルデンクライスの続き(^^)<前回のお話は”フェルデンクライス1”をお読み下さい>

フェルデンクライスは”遊びながら、新しい気付きを得られる療育法”として、あーちゃんに取り入れてます。【子どもは遊びながら学ぶので、たくさん遊んでくださいね。】これって、どの療育でも言われるけど、ただ遊んでたんじゃ中々成長しにくいのでは?遊ぶってどうやってすればいいの!?ってずーっと思っていました。もちろん、思いつく方法で色々行ってはきましたが・・・




師匠先生は、これを行ってくれます。でも、先にも書いた通り、先生によって大分方法が違うみたいです。お話を聞く限りではたぶん、フェルデンクライスは人間の成長や発達、身体の動き方を細かく分けて、それを一つのプロセスとして学んでいく方法なのかなと思います。

※この記事を書いたあとで、フェルデンクライスの説明文を見つけました。

【フェルデンクライス・メソッドとは・・・
神経学・物理学・心理学など様々な知識を持つ天才博士、モーシェ・フェルデンクライスによって開発された、人間の成長過程・神経構造に基づいて創られた“気付き”を高めるメソッドです。博士は多くの発達に弱さを持つ子供たちの支援を行い、成果を上げてきました。】

例えば、寝返り一つとっても、横に向くのに足をどういう風に動かすのか?肘をどうつくのか?下になる手や足は伸ばすのか?タイミングは?など何十もの動きを経て寝返りします。健常の子はそれを試行錯誤して自分で出来るようになりますが、障害があるとどうやって試行錯誤をしていいのか分からない子もいます。

こういう子のために、その子が出来る動きを見ながら、次の動きに繋げるには何が足りてないのかを観察して、助けてあげる。その子がしたい動きを補助する形だから、やっている本人もすごく楽しそうです。『あー!なんか身体が軽い!こんな風に動けば良かったのね♪』みたいな感じでしょうか。

本人がしたい動き(横向きから→寝返りたいのか、起き上がりたいのか)を察知するには、その子の身体を触りながら筋肉の収縮や目線などを読み取って補助するんだけど、これは中々の経験が必要。また、その子に何が足りていないのか分かるのも、経験値が必要でしょう。そういう意味でも、師匠先生は本当にすごいです。あーちゃんは毎回、とーっても楽しそうですし、終わった後に些細なことではありますが、新しい動きが出来るようになっています。

さて、実際にどうやって気付きを与えるかというと、例えばあーちゃんの場合は寝返りで躓いているのは、下になる方の足を伸ばさないところでした。本人は回りたい意思はあって、横向きになり首も持ち上げるんだけど回れない。そのタイミングのときに、下の足を何度か伸ばしてやるとスムーズに回ります。そうすると本人が『あれ!回れる!』と思ったみたいで、1時間ほどフェルデンクライスを行ってお家に帰ると、お家でも寝返りがスムーズに出来るようになっていました。(数日後に忘れたのか出来なくなっていたので、再度教えてもらった通りやってみると、またできるようになりました)

先生は『お家でこんな動きをして、遊んであげると良いですよ』というのも教えてくれます。それも凄く有難いです。写真は、寝返りしやすいよう滑りやすい床にするために、レジャーシートを引いてあります。もちろん、それだけを行っていても偏ってしまうので、硬い床や色んな動きや姿勢で遊んでいます。

身体が動きにくい子、次の動きに繋がっていかない子にはフェルデンクライス、お奨めです。遠くてちょっと大変なんですが、しばらくあーちゃんは通ってみたいと思います(*^^*)